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Apple Mac Studioを買ったので購入までの経緯をまとめてみる

Mac Studio

Apple Mac Studio購入までの経緯をまとめてみる

2022年3月に発売開始されたMac Stduio(M1 Max搭載モデル)を遅まきながら2022年9月初旬に購入しましたので、購入に至った経緯などを書いてみます。

Mac Studioの詳細なスペックやベンチマーク情報は他の記事に譲りまして、ここでは購入に至った背景や他のMac製品とどういう観点で比較したかなどを書いていきます。

intelチップ搭載のMacbook Air(2020)からの買い替えですので、似たような環境の方には参考になるのではと思います。

■6月の価格改定で値上げ

Apple製品は円安の影響で6月に一斉値上げされていますが、Mac Stduioもしっかり値上げされており発売当初のM1 Maxモデルの最小構成価格は249,800円から278,800円へと価格改定されています。値上げ幅は29,000円、12%アップとなっています。

Macbook Air(Early2020,intel)からの買い替え

Mac Studio以前のメインマシンとして使用していたMacbook Air 13inch (Early2020, Intel)はもともと2020年にコロナ禍が始まり子供の学校が休校やオンライン授業になったタイミングでリモート授業などでも使えるように家族向けに購入したものでした。メモリは16GBに増量していましたが、当時の購入価格は12-13万円ほどだったと思います。

Macbook Airの前に使っていたiMac(Mid2011, intel)

Macbook Airを購入した2020年当時、自分専用のマシンとして2011年に購入したiMac 21inch(Mid 2011)を10年に亘り使用していました。内蔵ディスクがSSDではなく通常のハードディスクのためOSの起動やアプリの起動が猛烈に遅いのですが、CPUは4coreのCore i5を搭載してメモリも12GBまで増設していたため、アプリ起動後はそれなりにスムーズに動いていました。

主な使用用途としては、Web・Youtube閲覧、iTunesでの音楽再生、Lightroomでの写真修正やRAW現象、たまにPhotoshopといったところです。仕事用のPCは勤務先から業務用PCとしてM1 Macbook Airが支給されているため、基本的にプライベート利用のみです。

そんな古参兵のiMac 2011君でしたが、macOS Mojave 10.14からついにサポート対象リストから外れてしまい、ここ2年ほどはmacOS High Sierraのまま使わざるを得ない状態でした。子供の学校が再開してからはMacbook Airが家族に使われる機会が減っていたこともあり、今年の3月についにiMacを引退させ、27インチの4Kディスプレイも新たに購入してMacbook Airに環境を移したのでした。

■メインマシンとしてはあまりに非力なMacbook Air(2020, Intel)

Macbook Air(2020, Intel)を自分のメインマシンとして使ってみると、すぐにいくつかの不満が出てきました。主な問題は次の3つ。

  • ちょっとの負荷でもすぐにクーリングFANが回りだしてとてもうるさい
  • 少し負荷をかけるだけで心配になるほど筐体が熱くなってしまう
  • CPUパワーが足りず、Lightroomが非常に重い

クーリングFANがうるさいので音楽鑑賞に支障を来すのと、Lightroomでの処理が重いのが致命的でした。SDカード読み込み後のプレビュー画像生成や自動補正処理に時間がかかるのはもちろんのこと、画像の拡大や次の画像の読み込みといった一つ一つの動作も遅くLightroomを使うのが億劫になるほど。

10年前のiMacよりも明らかに遅いと感じたのですが、実際にBenchmarkを確認してみるとMacbook Airのほうが良いという結果でした。ただ、体感的にはiMacのほうが速かったので、グラフィックスカードの性能などが影響しているのかもしれません。

<Geekbench Browserより引用>

iMac (21.5-inch Mid 2011) 

CPU: Intel Core i5-2400S(2.5GHz, 4core)

  • Single-Core Score: 635
  • Multi-Core Scor: 1833

MacBook Air (Early 2020) 

CPU: Intel Core i5-1030NG7(1.1GHz, 4core)

  • Single-Core Score: 1037
  • Multi-Core Scor: 2387

■買い替え候補の検討

というわけで、Macbook Airを使い続けることに困難を感じ、Macbook Airは元の家族用の役割に戻して自分用のメインマシンを買い替えることにしました。そこで候補として考えたのがM1Max搭載のMac Studio。ただ本当にそれが最良の選択か踏ん切りがなかなかつかなかったため、以下のモデルも候補にして机上検討してみました。

<検討候補>

  1. M1 Mac mini
  2. M2 Mac mini(未発売)
  3. M2 Macbook Air
  4. M1 Macbook Pro
  5. M2 Max Mac Studio(未発売)

検討にあたり、自分がメインマシンに求める要件をまとめてみます。この要件だけみると、まるでMac Studioのスペックを書き出したかのように見えますが、そうではなく、私が自分のパソコンに欲しいスペックを書き出したら偶々Mac Stduioのスペックと合致していた、ということなのです(笑)。Appleの顧客ニーズの掴み方が凄いのか、無意識に自分がMac Studioに洗脳されているのか。

<機能要件>

  • 書斎(趣味部屋兼リモートワーク部屋)に設置するため、なるべくデスクトップベースのマシンが良い
  • 手持ちの4Kディスプレイと接続できること(HDMI or USB-C)
  • 写真編集が快適にできること。動画編集もできるならなお良い
  • メモリは将来のOSやアプリの肥大化を見越して24GB以上搭載できること
  • 内蔵SSDは1TB以上
  • 外付けディスクなどの外部デバイスを接続できるようポート類が十分装備されていること(手持ちの外部ハードディスクを接続するにはUSB Type-Aポート x2個が必要)
  • カメラの写真取り込みのためSDカードスロットがあると良い
  • 静音性が高いこと
  • なるべく新しくて長く使えそうなこと(できれば10年使いたい)

候補製品の検討

  1. M1 Mac mini: モデル末期であること、メモリが16GBまでしか搭載できないため却下
  2. M2 Mac mini: 発売されていれば有力な候補になると思うが、発売までまだ数ヶ月かかりそうであることと、昨今の円安の状況から今のM1 Mac miniよりさらに価格アップすることが懸念され、そうするとMac Studioとの価格差がほとんどなくなるのではないかと判断。
  3. M2 Macbook Air: メモリが最大24GBまで拡張できるのは魅力的。但しメモリやSSDを増強してMac Studioのスペックに近づけると、値段もMac Studioに近い価格になってしまうため価格メリットはないと判断。私としては書斎に置くデスクトップマシンが欲しいため、ディスプレイが余分。またクラムシェルモードで使うにしても、電源オンがやりにくかったり拡張ポートが少なかったりで使い勝手も悪いことも判断理由。
  4. M1 Macbook Pro: 性能は魅力的だが、CPU、メモリ、SSD容量などをMac Studioと同等にするとむしろMac Studioより大幅に高い値段となってしまうため、却下。 
  5. M2 Max Mac Studio(未発売): いろいろリサーチしましたが、M2ベースのMac Studioが発売されるのは少なくとも来年以降と思われるため、今回は考慮不要と判断。

かくして、全ての比較対象の候補が脱落しMac Studio(M1 Max)が最終候補となりました。機能要件としては完全に要求を満たしてくれたMac Studioですが、次の非機能要件はやはり気になります。

  • SSDを1TBに増量すると税込30万円を超える価格(定価:306,800円)
  • M2チップが発表された今、M1世代のチップを搭載したモデルを買って大丈夫なのか(すぐに陳腐化してしまわないか)

■価格について

お値段についてはプライベートユースのパソコンで30万円越えは正直躊躇する価格ですが、今後発売されるであろうM2 Mac miniを待ったとしても、円安と物価高の影響で現行M1 Mac miniよりも高い価格帯になると想定。Mac Studioだって再度の価格改定(値上げ)がありうると考え、結局のところ今買ってしまうのがお得なのでは判断(というか自分で自分を納得させた)しました。

■M1世代のチップで大丈夫か

この記事を書いている時点でM2 Macbook Airが発売されていますので、この点はやはり気になります。

  • M1 MaxとM2の性能差はどの程度なのか
  • M2 ProやM2Maxがすぐに発売されるのではないか

1点目については既にベンチマークが出回っております。M1 Macbook Air、M2 Macbook Air、MacStudio(M1 Max)の3つを比べてみましょう。なんと、Geekbenchの結果ではSingle Core性能はM2が一番よく、M1 Maxは負けてしまっています。Muilti Coreではコア数の違いもありM1 Maxのほうがだいぶ性能が良いので、総合性能としてはM1Maxに軍配が上がると考えて良いでしょう。

2点目、M2ProやM2Maxがすぐに発売されるのではないかという懸念については、正直よくわかりません。ただ色々な記事を見ている限りでは登場は2023年に入ってからと思われますので、今すぐ新しいMacが欲しい自分としては、考慮不要と判断しました。

<Geekbench Browserより引用>

MacBook Air (Early 2020, Corei5) 

CPU: Intel Core i5-1030NG7(1.1GHz, 4core)

  • Single-Core Score: 1037
  • Multi-Core Scor: 2387

MacBook Air (Late 2020, M1 8core)

  • Single-Core Score: 1741
  • Multi-Core Score: 7745

MacBook Air (2022, M2 8core)

  • Single-Core Score: 1933
  • Multi-Core Score: 8811

Mac Studio(2022, M1 Max 10core)

  • Single-Core Score:1788
  • Multi-Core Score:12459

■結論 欲しい人は今すぐ購入すべき!ヨドバシ.comなら即納も期待できます

私のMac Studio購入に至った理由や他製品との比較を書いてきましたが、Mac Studioの購入で迷われている方は、自分のニーズ(要件)に照らし合わせて合致するようであれば、ぜひ購入することをおすすめします。

Mac Studioの購入を決めたアナタに最後のアドバイスを。Apple Storeのオンラインショップでカスタマイズモデルを注文すると結構納期がかかる場合があります。私が購入を考えた9月初旬の時点では納期3週間となっていました。

そこで検討いただきたいのがヨドバシカメラが運営するヨドバシ.com。ここではいくつかのパターンのカスタマイズモデルが即納モデルとして用意されており、在庫があれば翌日配送が可能な場合もあります。私はSSDを1TBに増強したモデルをヨドバシ.comで金曜日の夜に注文したところ、なんと翌日の土曜日の昼過ぎに配送されました。Amazon Primeより早いデリバリー体制に大変驚きました。

そしてヨドバシ.comで購入するもう一つのメリットはポイント。定価販売のApple製品ですが、ヨドバシ.comで購入するとポイント5%がつきます。30万円の5%といえば15,000円ですから、無視できないメリットです。

ヨドバシ.comの「Mac Studio 通販」ページ

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