levo_lifeの日記

レヴォーグとドライブについて語るブログ

Mac StudioとMacbook Airをベンチマークテストで比較

Mac Studioの性能をIntel CPU搭載Macbook Airと比較!

Mac Studioを購入しておよそ1ヶ月が経ちました。Macbook Air(intel, 2020)での写真データの現象処理の遅さに耐えかねての買い替えでしたが、実際に使ってみて以前とは比べ物にならないほど快適になりました。では実際どれほど速くなったのか、ベンチマークソフトと実際に私が使っている写真処理ソフト(Adobe Lightroom Classic)を使って比較してみようと思います。

■機器仕様

今回比較するMacbook AirMac Studioのスペックは以下の通りです。Macbook AirはM1が出る前のIntel CPU搭載の最終モデルです。

Macbook Air>

Mac Studio>

  • 名称:Mac Studio (2022) 
  • プロセッサ:Apple M1 Maxチップ
    • 10コアCPU、24コアGPU、16コアNeural Engine、メディアエンジンを内蔵
  • メモリ:32GB(標準)
  • ストレージ:1TB(アップグレード)
  • グラフィックス:M1 Maxに内蔵(24コアGPU
  • 外部ディスプレイ:Dell 4KディスプレイとHDMI接続

■まずはベンチマークソフトで比較

CINEBENCH R23を使ってMacbook AirMac Studioの性能を比較してみます。CGの描画性能を計測しますが、基本的にCPU性能を計測するように作られているようです。シングルコア性能とマルチコア性能の両方が計測できます。

<シングルコアの結果>

<マルチコアの結果>

ベンチマーク結果を見ると、コア単体でも2倍の差がありマルチコアでは5.6倍の差があることが分かりました。これだけでもMac Studioの性能の高さが十分に分かりますね。しかし実際にMac StudioでLightroom Classicを使っていると体感的にはもっと差があるようにも感じます。CINEBENCHでは基本的にCPU性能のみを計測しているためグラフィックス性能やM1MAXに搭載されているNeural Engineの性能などは反映されていないと思われます。

Lightroom Classicの現象時間を比較

次は実際に普段私が使用している写真処理ソフトのAdobe Lightroom Classic(version 11.5)を使い、実際の利用シーンに合わせてRAWファイルの読み込みから自動補正完了までの時間を計測してみます。

<計測方法>

SDカードに保存されているデジタル一眼レフカメラで撮影した124枚の写真を取り込んだうえで、1:1プレビュー作成、スマートプレビュー作成、レンズ補正や露出などの自動補正を読み込み時に自動適用し、それらが完了するまでの時間をストップウォッチで計測します。読み込む画像の大きさは6016x4000、ファイルサイズはDNG形式で平均32MB程度、124枚合計でおよそ4GB弱です。SDカードの読み込みについて、Mac Studioは本体装備のSDカードスロットを使用できますが、Macbook AirにはSDカードスロットが装備されていないためANKERのUSB Type-C接続のポートプリケーターを使用します。

なお、モニターの画面サイズ(解像度)によって生成されるプレビュー画像のサイズなどが異なり処理完了時間が大幅に変わってきます。このためMacbook Airについては外部ディスプレイ有無の2パターンで比較します。外部ディスプレイは27インチの4Kモニターで解像度は3840x2160です。Mac Studioは常にこの外部ディスプレイに接続しています。

<計測結果>

Macbook Air(intel, 2020)

外部ディスプレイ無し

  • SDカードからの読み込み完了:55秒
  • スマートプレビュー作成完了:4分30秒
  • 1:1プレビュー作成および補正処理完了:14分30秒

外部ディスプレイ有り

  • SDカードからの読み込み完了:55秒
  • スマートプレビュー作成完了:12分30秒
  • 1:1プレビュー作成および補正処理完了:28分30秒

Mac Studio(M1 Max, 2022)

  • SDカードからの読み込み完了:40秒
  • スマートプレビュー作成完了:1分05秒
  • 1:1プレビュー作成および補正処理完了:2分35秒

(注意)計測は手動のため5秒単位での表記としています。

<所感>

Macbook Airが遅すぎるのかMac Studioが速すぎるのか、あまりの違いに唖然としてしまいます。Macbook Airの「外部ディスプレイあり」がMac Studioとの比較条件としてイコールコンディションとなりますが、補正処理完了までの時間はMacbook Airが28分30秒もかかっているのに対してMac Studioは2分35秒で完了しており、Mac StudioはなんとMacbook Airの11分の1の時間で処理が終わるという結果になりました。Macbook Airで「外部ディスプレイ無し」の場合は半分まで時間が短縮されますが、それでもMac Studioのほうが6倍近く高速です。

実際、これまでMacbook Airで作業をしていたときは取り込み時間があまりに長いので、お風呂に入る前や食事に行く前に読み込みボタンを押すといった作業フローにしており、結果として後工程の作業に入るのが遅くなり、翌日もしくは翌週以降に作業がずれたり最悪の場合は面倒くさくなって放っておくといったことになりがちでした。Mac Studioでは数分で読み込みと一括補正が完了するため、取り込み後すぐに写真の選別や個別修正などの後工程の作業に取り掛かることができるようになり、撮影時のモチベーションを持ったまま作業ができるようになりました。写真撮影は自分にとっては趣味の一つですが、Mac Studioの処理が快適すぎて写真撮影のモチベーションが増すという謎の好循環が発生しています。

Mac Studioのもう一つのメリット:静音性

処理速度以外に感じた顕著な違いは、静音性です。Macbook Airは負荷をかけていない最初のうちは静かなのですが、負荷がかかり始めるとFANが勢い良く周りだしFANのキュイーンという回転音と筐体からの排気音が「うるさい」と感じるレベルで聞こえます。また発熱も多くホッカイロか湯たんぽか!と思うほど熱を持ってくるので、そのままの状態で使い続けるのが心配になります。一方Mac StudioはCINEBENCHで思い切り負荷をかけても普段と変わらずサーっという背面からの排気音が少し聞こえるだけで静かなままです。本体が熱を帯びている様子もなく、クールなヤツです。

■まとめ

Macbook Air(intel, 2020)とMac Studio(M1 Max, 2022)の性能をベンチマーソフトと写真処理ソフトを使って検証しました。両者の違いは圧倒的で、体感で感じていたMac Studioの速さが数字面でも確認できました。

  • CINEBENCH R23ではマルチコア性能でMac Studioが5.6倍速い
  • LightroomのRaw現象速度はMac Studioが最大11倍速い(11分の1の処理時間)
  • Mac Studioは負荷がかかっても静か

■(参考)CINEBENCH R23ベンチマーク結果のスクリーンショット

MacBook Air(intel, 2020)Single coreのスコア

Mac Studio(M1Max, 2022)Single coreのスコア

MacBook Air(intel, 2020)Multi coreのスコア

Mac Studio(M1Max, 2022)Single coreのスコア





 

 

 

 

 

 

 

 

Bose Soundbar 900を購入したのでレビューしてみる

Bose Soundbar 900

4月に自宅のリビングルームサウンドバーを買い換えたのですが、これがとても素晴らしいのでレビュー記事を書いてみます。

Bose Smart Soundbar 900(SB900)というモデルで、2022年3月に発売された最新モデルです。

 

SB900はメーカーの直販サイト価格で119,900円(税込)となっており、サウンドバーとしては高額の部類に入ります。購入を迷われている方も多いと思いますので、音質面を中心になるべく詳細にレビューしてみようと思います。

SB900のオプションとして用意されているBass Module 700、Surround Speakerも導入していますので、それらを組み合わせた場合の音の変化やお勧め度合いもご紹介します。

 

なお、我が家では前モデルのSoundbar 700(SB700)も保有しております。SB700をお持ちの方で買い替えを検討している方の参考にもなると思います。

 

【デザイン】

 Soundtouch 300から続くBoseらしいデザインで個人的には気に入っています。

継ぎ目のないパンチングメタルのグリルで正面・左右が覆われているため非常に高級感があります。このグリルが背面側まで回り込んでいることが重要で、イイモノ感とカッコよさをアップさせていると思います。

ガラストップも高級感があり気に入ってます。ガラストップにTV画面が映り込むのが嫌という方もいるようですが、我が家の場合はWALLのTVスタンド使っているため映り込みが気になることはありません。

 

【高音の音質】

こもり感の一切ない非常に綺麗で伸びやかな中高音が出ます。ボーカルの明瞭さは前モデルSB700譲りですが、SB700は高音の伸びとクリアさがあと1歩という印象で、特に音楽再生時に不満を感じることがありました。本機では音全体のクリアさが増しており、映画だけでなく音楽再生にも好適です。

センターのツイーターが中高音を担当しているためボーカルの定位はしっかりしており、サウンドバーの前にステージがあって、そこでボーカルが歌っているような臨場感があります。

またAtmosイネーブリング用のHeightスピーカー(上向きスピーカー)も音場の拡大と臨場感のアップに重要な役割を果たしているように思います。Heightスピーカーはサウンドバー両端に真上を向く形で埋め込まれていますが、2chソースでも5.1chソースでも自動的にアップミックスしてHeightスピーカーからも音が出るようになっています。

これが音場を高さ方向に広げる役割を果たし、サウンドバーからではなくTVから音がでているような感覚、もしくはTVの前にステージがあってそこでボーカルが歌っているような感覚を生んでいます。SB700ではどうしても高さ5cmほどの箱から音がでている印象が否めず、小さなスピーカーから出てくる窮屈な音という感覚があったのですが、本製品ではそのような窮屈さが全くありません。

 

一方で、Heightスピーカーの音量をあげても音が上から降ってくるという感覚はあまりありません。他社製品の場合、一般的にHeight用のイネーブルドスピーカーは前方に向かって斜め上向きに取り付けられていると思いますが、このSB900は真上方向に取り付けられているためか、天井に当たって跳ね返った音が上から降ってくるという感じがあまりしません。その代わり、正面向きの通常スピーカーと一体となって音場全体を高さ方向にも拡げるように働いていると感じます。

 

またSB900には左右方向のサラウンド効果を狙った指向性スピーカーが両サイドに搭載されていて、左右斜め方向に放射された音が壁に当たって跳ね返ることでサラウンド効果を得る仕組みになっています。おそらく、四角形や長方形の部屋であれば想定通りに機能するのだと思いますが、我が家のリビングの形状が特殊な形をしていることもあり、跳ね返った音を耳の横や後ろから感じることはほとんどありません。

それでも音場を横方向に拡げる役割は果たしており、縦方向のHeightスピーカーと横方向の指向性スピーカーの相乗効果により、サウンドバーの大きさを超えた音場が作られていると感じることができます。

 

【低音の音質】

SB900単体ではウーファーやサブウーファーは搭載されておらず、バーの中央、ツイーターの脇に設置されたフルレンジスピーカーの音がBose独自の共鳴菅を通って低音成分が増強され、背面に設置されたダクトから放出される仕組みです。ウーファーはありませんが、低音がスカスカということは全くなく、単体で使っても問題はないです。どんなソースでも無理やり低音を増強してくるという作りにはなっておらず、ソースに含まれる低音成分に応じてナチュラルに音を出してくれるという印象です。低音成分が多いソースの場合は、その分しっかりとした低音が再生されます。このあたりの音作りの方向性については、昔のBoseとは少し変わってきているのかも知れません。

 

我が家ではBassModule700をSB700を使っていた頃に導入しており、これをそのままキャリーオーバーしてSB900とも組み合わせています。

BassModule700があったほうが良いのはもちろんですが、値段が本体に匹敵するほどの価格(9万円くらい)であることを考えると、コストパフォーマンスという観点では評価が分かれるかもしれません。

SB700の時は、BassModuleを増設することで低域担当と中高音担当での役割分担ができるためか、サウンド全体の明瞭度があがり音質が向上するような印象がありましたが、SB900では単体での音質が向上しているためか、BassModuleを増設することによる音質向上効果はSB700ほどには感じません。またBassModuleを増設したとしても、基本的には上述した「音源に含まれる低音成分に応じて、必要な分の低音が出る」性質は変わらないため、低音が無理やり増強されるということにもなりません。

 

ではBassModuleはどういうときに価値を発揮するかというと「サウンドバー単体では出せない超低音域が音源(ソース)に含まれている場合」と言えます。

SB900単体では60Hzあたりから音圧が減衰し50Hz近辺から下は大幅に弱くなるため、50Hz以下の音がソースに含まれていても事実上再生できません。つまり、ソースには音が入っているのに聞くことができない、ということになります。

通常のTVやPOP音楽等では低音成分は例えばバスドラムの音が入っているとして80Hz-120Hzくらいであることが多いと思いますので、そのようなソースを再生するだけであればBassModuleがなくても、入っているはずの音がならないということは起こりません。少し軽い鳴り方にはなりますが、重低音を感じることができます。(カラダに響くような音ではないです)

 

一方、映画やクラシック音楽等では50Hz以下の低音が含まれていることも多々あり、こうしたソースを再生した場合、BassModuleの有無で聞こえてくる音自体が全く違うものになってしまうことがあります。例えば映画の「ハリーポッター」シリーズは、おどろおどろしい雰囲気を演出するため30Hz近辺の超低音域までブルーレイディスクに収録されているシーンがあるのですが、Bass Moduleがない場合はこの超低音域を再生できないため、非常に軽い音楽が流れているように聞こえてしまいます。Bass Moduleを設置すると、今までは聞こえていなかったおどろおどろしいサウンドを感じることができるようになります。

 

音楽の話に戻します。通常のPOPミュージック等に入っている低音は80Hz-120Hzくらいが多いと書きましたが、80Hz以下がカットされているわけではなく、もっと下の周波数まで音の信号自体は含まれています。80Hzより下の周波数帯まで余裕を持って鳴らせることで、出てくる音に重みや厚みが出る効果もあります。

言葉で表現するなら、SB900単体でのバスドラムの音が「パスッ」という少し軽めの音であるのに対してBassModuleありの音は「バスッ」という重い音に変化します。

 

【サラウンドスピーカーの音質】

SB900のオプションで用意されているSurround Speakerを追加すると完全なサラウンド環境が実現でき音場・音質ともに大幅にグレードアップします。

映画は勿論最高なのですが、音楽再生でも大きな効果があります。

特にApple MusicやAmazon Music Unlimitedで用意されている「空間オーディオ」を再生するとこれまで経験したことのない音楽体験が出来ます。

空間オーディオとは、Atmos形式で収録された楽曲のことです。(Amazon Primeの場合は360 Reality Audio形式のものもありますが、ここでは言及しません)

 

SB900単体で空間オーディオを再生した場合でも、通常の2chソースの楽曲と比べて音場が広大になり包まれ感が増してきます。これでも十分満足できる音楽体験ではあるのですが、Surround Speakerを導入すると、文字通り音楽体験の次元が変わり3次元の音楽体験ができます。

SB700やSB900単体との比較で表現するとこんな感じです。

 

・SB700単体での通常音楽再生:1次元→横方向のみの広がり(高さ方向が全くなく、狭い音場)

・SB900単体での通常音楽再生:2次元 → 横+高さ方向への広がり

・SB900単体での空間オーディオ再生:2.5次元 →横+高さの音場拡大+前方方向での奥行き感が少し

・SB900+Surround Speakerでの空間オーディオ再生:横+高さ+奥行きの3次元立体空間

 

 

SB900+Surround Speakerの構成で空間オーディオを再生すると、部屋全体が音に包まれている、もしくは部屋全体がスピーカーになってしまったのではと思うほどの凄まじいサラウンド感(包まれ感)を感じます。これこそがまさにBoseの言うダイレクト/リフレクティング理論の体現なのかも知れません。

また、そのように音に包まれながらも、楽器やボーカルが三次元の座標上に厚みを持って定位してくるので、立体感とリアリティを感じることができます。このような体験はSB900単体では得られず、Surround Speakerを導入することで初めて得られる体験です。

 

基本的に洋楽と相性が良くPOP、R&B、Jazzやダンスミュージック等が良く合うと思います。またBass Moduleもある場合は空間オーディオのクラシック音楽を再生しても素晴らしいです。ボリュームを抑えれば高級ホテルのラウンジのように、ボリュームを上げればコンサートホールになります(個人の感想です!)。

 

【補足】

本題とずれるので今回は詳細な説明は控えますが、AirPlay2ではAtmosフォーマットを飛ばせないため、iPhone/iPadからAirPlay2経由で空間オーディオを再生することはできません。このため我が家ではApple TV 4K+ かをTV経由でARC接続でSB900に接続して再生しています。

正確に言うとApple TV4K+でAtmosを再生するにはeARCが必須のため、ARC接続の場合はDolby 5.1chにダウンコンバートされてしまうのですが、SB900は5.1ch音源をHight方向も含めてアップミックスしてくれるため、リアルAtmosほどではないにせよ上述のような素晴らしいサラウンドを提供してくれます。

 

Apple Mac Studioを買ったので購入までの経緯をまとめてみる

Mac Studio

Apple Mac Studio購入までの経緯をまとめてみる

2022年3月に発売開始されたMac Stduio(M1 Max搭載モデル)を遅まきながら2022年9月初旬に購入しましたので、購入に至った経緯などを書いてみます。

Mac Studioの詳細なスペックやベンチマーク情報は他の記事に譲りまして、ここでは購入に至った背景や他のMac製品とどういう観点で比較したかなどを書いていきます。

intelチップ搭載のMacbook Air(2020)からの買い替えですので、似たような環境の方には参考になるのではと思います。

■6月の価格改定で値上げ

Apple製品は円安の影響で6月に一斉値上げされていますが、Mac Stduioもしっかり値上げされており発売当初のM1 Maxモデルの最小構成価格は249,800円から278,800円へと価格改定されています。値上げ幅は29,000円、12%アップとなっています。

Macbook Air(Early2020,intel)からの買い替え

Mac Studio以前のメインマシンとして使用していたMacbook Air 13inch (Early2020, Intel)はもともと2020年にコロナ禍が始まり子供の学校が休校やオンライン授業になったタイミングでリモート授業などでも使えるように家族向けに購入したものでした。メモリは16GBに増量していましたが、当時の購入価格は12-13万円ほどだったと思います。

Macbook Airの前に使っていたiMac(Mid2011, intel)

Macbook Airを購入した2020年当時、自分専用のマシンとして2011年に購入したiMac 21inch(Mid 2011)を10年に亘り使用していました。内蔵ディスクがSSDではなく通常のハードディスクのためOSの起動やアプリの起動が猛烈に遅いのですが、CPUは4coreのCore i5を搭載してメモリも12GBまで増設していたため、アプリ起動後はそれなりにスムーズに動いていました。

主な使用用途としては、Web・Youtube閲覧、iTunesでの音楽再生、Lightroomでの写真修正やRAW現象、たまにPhotoshopといったところです。仕事用のPCは勤務先から業務用PCとしてM1 Macbook Airが支給されているため、基本的にプライベート利用のみです。

そんな古参兵のiMac 2011君でしたが、macOS Mojave 10.14からついにサポート対象リストから外れてしまい、ここ2年ほどはmacOS High Sierraのまま使わざるを得ない状態でした。子供の学校が再開してからはMacbook Airが家族に使われる機会が減っていたこともあり、今年の3月についにiMacを引退させ、27インチの4Kディスプレイも新たに購入してMacbook Airに環境を移したのでした。

■メインマシンとしてはあまりに非力なMacbook Air(2020, Intel)

Macbook Air(2020, Intel)を自分のメインマシンとして使ってみると、すぐにいくつかの不満が出てきました。主な問題は次の3つ。

  • ちょっとの負荷でもすぐにクーリングFANが回りだしてとてもうるさい
  • 少し負荷をかけるだけで心配になるほど筐体が熱くなってしまう
  • CPUパワーが足りず、Lightroomが非常に重い

クーリングFANがうるさいので音楽鑑賞に支障を来すのと、Lightroomでの処理が重いのが致命的でした。SDカード読み込み後のプレビュー画像生成や自動補正処理に時間がかかるのはもちろんのこと、画像の拡大や次の画像の読み込みといった一つ一つの動作も遅くLightroomを使うのが億劫になるほど。

10年前のiMacよりも明らかに遅いと感じたのですが、実際にBenchmarkを確認してみるとMacbook Airのほうが良いという結果でした。ただ、体感的にはiMacのほうが速かったので、グラフィックスカードの性能などが影響しているのかもしれません。

<Geekbench Browserより引用>

iMac (21.5-inch Mid 2011) 

CPU: Intel Core i5-2400S(2.5GHz, 4core)

  • Single-Core Score: 635
  • Multi-Core Scor: 1833

MacBook Air (Early 2020) 

CPU: Intel Core i5-1030NG7(1.1GHz, 4core)

  • Single-Core Score: 1037
  • Multi-Core Scor: 2387

■買い替え候補の検討

というわけで、Macbook Airを使い続けることに困難を感じ、Macbook Airは元の家族用の役割に戻して自分用のメインマシンを買い替えることにしました。そこで候補として考えたのがM1Max搭載のMac Studio。ただ本当にそれが最良の選択か踏ん切りがなかなかつかなかったため、以下のモデルも候補にして机上検討してみました。

<検討候補>

  1. M1 Mac mini
  2. M2 Mac mini(未発売)
  3. M2 Macbook Air
  4. M1 Macbook Pro
  5. M2 Max Mac Studio(未発売)

検討にあたり、自分がメインマシンに求める要件をまとめてみます。この要件だけみると、まるでMac Studioのスペックを書き出したかのように見えますが、そうではなく、私が自分のパソコンに欲しいスペックを書き出したら偶々Mac Stduioのスペックと合致していた、ということなのです(笑)。Appleの顧客ニーズの掴み方が凄いのか、無意識に自分がMac Studioに洗脳されているのか。

<機能要件>

  • 書斎(趣味部屋兼リモートワーク部屋)に設置するため、なるべくデスクトップベースのマシンが良い
  • 手持ちの4Kディスプレイと接続できること(HDMI or USB-C)
  • 写真編集が快適にできること。動画編集もできるならなお良い
  • メモリは将来のOSやアプリの肥大化を見越して24GB以上搭載できること
  • 内蔵SSDは1TB以上
  • 外付けディスクなどの外部デバイスを接続できるようポート類が十分装備されていること(手持ちの外部ハードディスクを接続するにはUSB Type-Aポート x2個が必要)
  • カメラの写真取り込みのためSDカードスロットがあると良い
  • 静音性が高いこと
  • なるべく新しくて長く使えそうなこと(できれば10年使いたい)

候補製品の検討

  1. M1 Mac mini: モデル末期であること、メモリが16GBまでしか搭載できないため却下
  2. M2 Mac mini: 発売されていれば有力な候補になると思うが、発売までまだ数ヶ月かかりそうであることと、昨今の円安の状況から今のM1 Mac miniよりさらに価格アップすることが懸念され、そうするとMac Studioとの価格差がほとんどなくなるのではないかと判断。
  3. M2 Macbook Air: メモリが最大24GBまで拡張できるのは魅力的。但しメモリやSSDを増強してMac Studioのスペックに近づけると、値段もMac Studioに近い価格になってしまうため価格メリットはないと判断。私としては書斎に置くデスクトップマシンが欲しいため、ディスプレイが余分。またクラムシェルモードで使うにしても、電源オンがやりにくかったり拡張ポートが少なかったりで使い勝手も悪いことも判断理由。
  4. M1 Macbook Pro: 性能は魅力的だが、CPU、メモリ、SSD容量などをMac Studioと同等にするとむしろMac Studioより大幅に高い値段となってしまうため、却下。 
  5. M2 Max Mac Studio(未発売): いろいろリサーチしましたが、M2ベースのMac Studioが発売されるのは少なくとも来年以降と思われるため、今回は考慮不要と判断。

かくして、全ての比較対象の候補が脱落しMac Studio(M1 Max)が最終候補となりました。機能要件としては完全に要求を満たしてくれたMac Studioですが、次の非機能要件はやはり気になります。

  • SSDを1TBに増量すると税込30万円を超える価格(定価:306,800円)
  • M2チップが発表された今、M1世代のチップを搭載したモデルを買って大丈夫なのか(すぐに陳腐化してしまわないか)

■価格について

お値段についてはプライベートユースのパソコンで30万円越えは正直躊躇する価格ですが、今後発売されるであろうM2 Mac miniを待ったとしても、円安と物価高の影響で現行M1 Mac miniよりも高い価格帯になると想定。Mac Studioだって再度の価格改定(値上げ)がありうると考え、結局のところ今買ってしまうのがお得なのでは判断(というか自分で自分を納得させた)しました。

■M1世代のチップで大丈夫か

この記事を書いている時点でM2 Macbook Airが発売されていますので、この点はやはり気になります。

  • M1 MaxとM2の性能差はどの程度なのか
  • M2 ProやM2Maxがすぐに発売されるのではないか

1点目については既にベンチマークが出回っております。M1 Macbook Air、M2 Macbook Air、MacStudio(M1 Max)の3つを比べてみましょう。なんと、Geekbenchの結果ではSingle Core性能はM2が一番よく、M1 Maxは負けてしまっています。Muilti Coreではコア数の違いもありM1 Maxのほうがだいぶ性能が良いので、総合性能としてはM1Maxに軍配が上がると考えて良いでしょう。

2点目、M2ProやM2Maxがすぐに発売されるのではないかという懸念については、正直よくわかりません。ただ色々な記事を見ている限りでは登場は2023年に入ってからと思われますので、今すぐ新しいMacが欲しい自分としては、考慮不要と判断しました。

<Geekbench Browserより引用>

MacBook Air (Early 2020, Corei5) 

CPU: Intel Core i5-1030NG7(1.1GHz, 4core)

  • Single-Core Score: 1037
  • Multi-Core Scor: 2387

MacBook Air (Late 2020, M1 8core)

  • Single-Core Score: 1741
  • Multi-Core Score: 7745

MacBook Air (2022, M2 8core)

  • Single-Core Score: 1933
  • Multi-Core Score: 8811

Mac Studio(2022, M1 Max 10core)

  • Single-Core Score:1788
  • Multi-Core Score:12459

■結論 欲しい人は今すぐ購入すべき!ヨドバシ.comなら即納も期待できます

私のMac Studio購入に至った理由や他製品との比較を書いてきましたが、Mac Studioの購入で迷われている方は、自分のニーズ(要件)に照らし合わせて合致するようであれば、ぜひ購入することをおすすめします。

Mac Studioの購入を決めたアナタに最後のアドバイスを。Apple Storeのオンラインショップでカスタマイズモデルを注文すると結構納期がかかる場合があります。私が購入を考えた9月初旬の時点では納期3週間となっていました。

そこで検討いただきたいのがヨドバシカメラが運営するヨドバシ.com。ここではいくつかのパターンのカスタマイズモデルが即納モデルとして用意されており、在庫があれば翌日配送が可能な場合もあります。私はSSDを1TBに増強したモデルをヨドバシ.comで金曜日の夜に注文したところ、なんと翌日の土曜日の昼過ぎに配送されました。Amazon Primeより早いデリバリー体制に大変驚きました。

そしてヨドバシ.comで購入するもう一つのメリットはポイント。定価販売のApple製品ですが、ヨドバシ.comで購入するとポイント5%がつきます。30万円の5%といえば15,000円ですから、無視できないメリットです。

ヨドバシ.comの「Mac Studio 通販」ページ

https://www.yodobashi.com/category/19531/47027/500000198000/

 

Mac Studio 03

 

 

新型レヴォーグ(VN5)に1年間乗って分かった良いところ7つ

Levorg VN5

2020年12月に納車されてほぼ1年が経過し、走行距離は15000kmほどとなった。このタイミングで、レヴォーグの良いと感じたところを書いておこうと思う。

なお、直近でのリコール、サービスキャンペーン等の対応、さらにEGI(ECU)のリプロも実施しているが、これらを踏まえた最新状態における評価・感想とする。また、このブログでは書いていなかったが、以下のパーツを装着済みである。

STIフレキシブル・タワーバー
STIドロースティフナー(フロント、リヤ)
STIラテラルリンクセット

 

1 トータルバランス

1年乗って、納車直後のいろいろの不具合やリコールなどA型の洗礼は大量に受けはしたが、それらの不具合もほとんど改修・改善され、さらにSTIパーツの装着やエンジンのリプロなども行なった結果、クルマとしての完成度は飛躍的にアップし、本当に良い車だなと心から思える仕上がりになってきた。
よく走り、よく曲がり、よく止まる、さらに荷物もたくさん積めてアイサイトXで長距離も移動も全く苦にならない。

運転していて本当に気持ちよく、いつまででも運転していたいと思わせてくれる。
2021年時点において、クルマに求められる様々な機能ををこれほど高いレベルでまとめたクルマは他にないのではないかと本当に思う。
燃費が弱点とよく言われ、確かにチョイ乗り・街乗りの燃費はいまだに信じられないほど悪いが、郊外や高速道路燃費は大幅に向上しており、純ガソリン車としては十分な水準に引き上げられていると思う。

 

2 CB18エンジン

低速からトルクがあり、6000回転まできっちり回る。
最新リプロを施すと本当に滑らかに回るようになり、ガサツなところがない。
街乗りでちょっと踏み足した瞬間にスッとトルクが出て車体を押してくれるのが本当に気持ち良い。

初代レヴォーグ(VM4)のFB16DITは低速トルクが非常に薄く、それを補うために アクセルを踏んだだけでもすぐに回転が2500回転-3000回転くらいまで回ってしまい、その回転上昇までの間合いが、もたつき感やその後の飛び出し感の原因となっており、低速から中速での運転フィールを非常に悪くしていた。

CB18では、排気量を200ccアップするだけでなくタービンも小径化することで低回転域からでも十分なトルクを発生するようになっている。
実際、30km-50kmといった街乗りの速度域で平坦路を定速運転しているとだいたいタコメーターは1100回転前後を指しているが、そこから少し加速をしたいと思ってわずかにアクセルを踏み足すと、タコメーターの針が1300-1500回転にアップするのと合わせてリニアな加速フィールを感じることができ、上質なクルマだと感じさせてくれる。
一方、最大トルクも300Nmあり必要十分。郊外、峠道、高速道路などあらゆるシーンで十分な加速をしてくれる。

もちろん、世の中にはもっとパワーのあるクルマはあるけれど、クルマの全体的なしつらえとエンジンパワーがちょうど良くバランスしているように思う。

 

3 ハンドリング

新型レヴォーグのハンドリングは素晴らしい。高速域での安定性、ワインディングでの回頭性のどちらもが非常に高いレベルで実現されていると感じる。もっとも、STIタワーバー、STIドロースティフナー(フロント・リヤ)、STIラテラルリンクセットの全てを装着した状態という前提での感想だが。
標準装着のタイヤは横浜ゴムのブルーアースGTというそれほどスポーツ寄りではないタイヤのため限界はあまり高くないが、きついコーナーで切り込んでいってもアンダーステアになることなく、ニュートラルステアで期待通りに旋回してくれる。
初代レヴォーグも旋回の切れ味は鋭かったが、限界を超えるとアンダーステアになりがちだった。それと比べると、VN5は旋回初期から終わりまで、終始ニュートラルステアで、ステアリングを切った通りに走るという印象。

 

4 ドライブモードセレクト

STI Sportsならではの装備であるドライブモードセレクトだが、レヴォーグのオールマイティな性格に素晴らしくフィットした装備だと思う。家族を乗せたり荷物をたくさん積んで走ることもあれば、一人で爽快に走りたい時もある。道路も一般道、高速道路、山坂道と様々。そんなシチュエーションや路面状況に合わせて最適なドライブモードを選択することができる。
従来からスバルのクルマにはSIモードという機能がありエンジンパワーとレスポンスを切り替えできる機能が装備されていたが、ドライブモードセレクトの場合はエンジン以外にもステアリングの重さ、サスペンションの硬さ、AWDのモード、アイサイトのアダプティブ・クルーズの反応具合などをプリセットされた走行モードを選択することで一度に変更することができる。Indivisualモードも用意されており、自分の好みの設定を登録することができる。
この素晴らしい機能がステアリングのボタン一つで瞬時に呼び出すことができるのが、この機能の使い勝手を大幅に高めている。
自分の場合は、例えば以下のように使っている。
・普段の街乗り → NORMALモード
・高速道路でICやPA・SAから本線への合流時 →SPORTモード
・ワインディング路(山坂道) → INDIVIDUALもしくはSPORTS+モード
・高速道路の渋滞時 → ComfortにしてアイサイトXを起動し手放し運転

 

5 アイサイトXと静電容量式ステアリングセンサー

このレヴォーグに乗り換える前は初代レヴォーグ STI SportsのD型に乗っており、このD型にはアイサイト・ツーリング・アシストという全車速追従可能で、かつ車線中央維持機能を持ったアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)機能が搭載されていた。このACCも非常に優秀で、道路の真ん中をビタッと安定して走ってくれるため高速道路ではかなり疲労を軽減してくれる。

ただ、惜しむらくはステアリングの把持を検知するセンサーが「トルク感応式」のため、ステアリングを握っているだけではダメで、時々ステアリングをわずかに動かしてあげないと、警告アラートが出て車線中央維持機能が解除されてしまう。これが本当に煩わしく、せっかくアイサイトが優秀なのにそこだけが玉にキズだった。

2代目レヴォーグのアイサイトX搭載車はこれが改良され、ステアリングセンサーが「トルク感応式」から「静電容量式」に変更となった。これにより人間の手の静電気を感知してステアリングの把持状態を判断してくれるようになったので、アイサイトX、もしくは車線中央維持機能を使用する際、ドライバーはステアリングを握ってさえいれば良くなった。これにより、高速道路やバイパス路のまっすくな直線を走っている際にも余計なアラートに悩まされることがなくなった。さらにアイサイトXと新開発のステレオカメラの恩恵により、従来は曲がれなかった曲率のカーブでも車線中央維持機能が使えるため、高速道路の本線のほとんどの区間で「運転支援」の恩恵を受けることができる。長距離ドライブをする人にとっては、これは本当に運転を楽にしてくれるし、ドライブを安全なものにしてくれると思う。

あと、言わずもがなだがアイサイトXの渋滞時運転支援は最高だ。先行車追従、停止、再発進、ステアリング制御まで全て自動で行ってくれ、かつ手放しOKというのが本当にラクチンで、渋滞のストレスが大幅に軽減される。もちろん、前をしっかり見て危ないシーンに出くわしたらすぐに操縦できるようにしておく必要はあるのだが、それを差し引いてもラクには違いない。

なお、バイパス道路や一般道路などでもACCと車線中央維持機能は使用することができる(アイサイトXは使用できない)。但し交差点や白線の薄い場所では突然車線中央維持機能がオフになることもあるため、注意が必要だ。自分の場合、高速道路以外ではあまり車線中央維持機能は使わないようにしているが、もし使う場合でも、例えば交差点進入時には直前で車線中央維持機能をオフにする(ボタンで解除、もしくはブレーキをチョン踏みしてACCごと解除)など工夫して使っている。
先進安全機能を便利に使うには、こうした工夫も重要だ。


6 センターインフォメーションディスプレイ(EXナビ)

掲示板などではあまり評判のよくないEXの標準ナビことセンターインフォメーションディスプレイのナビ機能だけど、私はかなり気に入っている。やや動作がもっさりしているところはあるが、操作性や機能配置が比較的自然に作られていて、説明書がなくとも画面を見ていけばだいたい使い方がわかるし、画面表示やルート検索のカスタマイズも豊富で存外に多機能な点が素晴らしい。
詳細は別稿にも書いたので、宜しければご覧ください。

なお、EXナビでの動画再生には別途DVDドライブのオプション購入が必要で、かつ映像の分配機能がないので後席の子供には映画を見せながらドライブするといったことはできない。自分の場合、子供も少し大きくなってきたこともありDVDは見れなくとも良いと判断して動画に関しては割り切りった。まあ本当のことを言うと、動画が見れなくなることを家族に言ったら大反対されることが目に見えていたので、動画再生不可となることは家族には何も言わずに買い換えた。当然最初は文句を言われたが、1年も経つと、以前はクルマで動画見ていたことも忘れてしまってるようだ。

 

7  シート

ドライバーズシートはなかなか良くできていると思う。しっかり腰を深く座っていれば、2時間以上の運転でも腰が痛くなることはない。残念ながら後席に座ることがほんとないのだが、肩のサポートがわずかに張り出している影響で後席としては結構安定して座ることができる印象だ。少なくとも、初代レヴォーグの後席シートよりはかなり良くなっている。

また、これは初代レヴォーグから引き継がれた機構だがリヤシートが4:2:4の分割可倒式になっているのが素晴らしい。自分の場合は、IKEAで長モノの家具パーツを購入したときやホームセンターで長めの木材を買った時など、真ん中だけ倒して使うことが時々ある。
それほど頻度は多くないけれど、こういう場面に出くわすと「ステーションワゴンにしてよかった」、「レヴォーグにしてよかった」とちょっと嬉しい気分になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

新型レヴォーグのEXナビ(センターインフォメーションディスプレイ)について

新型レヴォーグのEXナビ(センターインフォメーションディスプレイ)について

 

掲示板などではあまり評判のよくないEXの標準ナビことセンターインフォメーションディスプレイだけど、私はかなり気に入っている。なんというか、使っていてイラッとくることが少なく「普通に」使える。イラっとくるナビの筆頭といえば私にとってはパイオニアサイバーナビ楽ナビ

サイバーナビはよくスバルから借りる代車に装備されていることも多いが、使いにくすぎて論外レベル。

反応が遅いうえに目的地設定にしても機能設定にしても、どこで何をすれば良いのか全くわからない。

 

まあこれはマニュアルも見たことないし、慣れてないせいというのもあるかもしれないが、地図操作の操作性や反応の遅さは、2021年にもなっても20年前から進化しておらず、化石レベル。楽ナビも基本的には同様で、以前乗っていたSH5フォレスターオートバックスで購入して装備していたが、やはりiPhone/iPadなどから想定されるタッチ操作と全く異なる操作性でかつ遅いので、使うたびにイラっとしていた。

逆に良かったのはケンウッドの彩速NAVI。初代レヴォーグにディーラーオプションのモデルを装備していた。これは地図操作などのレスポンスが良く、操作性もiPhone/iPad等とも比較的近く使いやすい上にハイレゾ対応を謳っていて音質も良かった。

 

話がだいぶ脱線したけれど、翻ってEXナビ。地図操作はドラッグやピンチイン・ピンチアウトなど可能でIPhone/iPadと同様で使いやすい。検索ルートもまともだし、GPSの位置ズレもほとんどない。さらに、ルート検索では立ち寄りポイントを任意に複数指定できるのはもちろんのこと、入口IC、出口ICを指定できるので、案内ルートをかなり柔軟にカスタマイズできる。ICの指定までできる機能は今まで自分が使った市販ナビには装備されていなかったと思う。また、あまりyoutubeの紹介動画でも言及されていることがないが、音声入力にも対応しており、ナビの目的地を設定できるだけでなく、エアコン操作したり音楽の操作をしたりもできる高機能ぶり。

 

特にエアコンは「25度に設定」など音声で温度指定もできたりするので、積極的に使うとかなり便利。

さらにもう一つ、これもあまり言及されていないが、スマホアプリのNaviConに対応しているので、スマホであらかじめ目的地をセットしておくと、車に乗り込んでBluetooth接続したときにスマホから目的地を転送できる。数日にわたる旅行などで、目的地や休憩場所をあらかじめ計画に沿ってセットしておきたいような場合にはかなり便利。

 

なお、納車後のデフォルト状態では地図画面の表示が非常に見にくいので、カスタマイズすることをお勧めする。こうしたカスタマイズが豊富にできるのも良い点だ。また、走行中は地図操作など多くの操作ができない仕様になっているが、裏技のTVキャンセル(アース用カプラー接続)をすることで走行中も地図画面などの操作ができるようになる。

 

では「最高」かと問われると、いくつか不満点はある。

まず筆頭にあげたいのは、せっかく音声入力機能があるのに音声入力で検索可能な地名情報が非常に少ないこと。駅名などはかろうじて検索できるが、お店や観光スポットなどはほとんど検索できない。住所を音声入力して指定もできるけど、それなら別のやり方で入れた方が早いし、そもそも移動中に使うのが難しくなるのでほとんど意味がない。これはデータをアップデートしてくれれば改善できると思うので、ナビデータの年次更新などの際に強化してくれることを期待している。

2つ目としては、GUIのインタフェース。パイオニアのナビのように操作性が論理的に破綻しているようなことはなく機能的に配置されていると思うが、ちょっと各ボタンが小さいのだ。これがパソコン画面でマウスで操作するなら何の問題もないと思うが、走行中のクルマでかつタッチ操作となると、ちょっとボタンが小さくて押しにくい。

 

EXナビ特有の問題点としては上記の2つくらい。他には、以下も使いにくい点だと思うが、これはこのナビだけでなく国産ナビにだいたい共通している項目。ほんと、20年前、いやもっと前から国産ナビのこういう使いにくさは何も変わっていない。

・「名称」での目的地検索のデフォルトが近い順でなく住所のあいうえお順になっており、青森県とか遠いところから最初に表示されるので毎回「周辺」ボタンを押さないといけない

・高速道路走行中にはハイウェイモードに画面が切り替わるが、PASAによりたい時にPASAを立ち寄り地として簡単に指定することができない。情報表示は多く、ハイウェイモードの画面でPASAを選択すると、構内マップが表示されてトイレの場所なども分かり大変便利なのだが、立ち寄り地として指定する機能がない。せっかく構内マップまで表示してくれるのなら「ここに立ち寄る」ボタンがあってもいいのに、と思う。

ステアリングセンサー異常と代車生活

VN5レヴォーグA型の流行病の1つであるステアリングタッチセンサー異常が8月末に発生し、部品到着までの3週間ほど、代車生活を送っていた。代車は最初、レンタカーのレヴォーグGT(VN5)が充てがわれたが、なんと借りて1週間で同じステアリング異常が発生しドナドナとなってしまった。もう他にレヴォーグの代車はないということで、インプレッサスポーツが代車の代車としてやってきた(なんとディーラーの手配でレンタカー屋さんが自宅まで届けにきてくれた)。代車のインプレッサ1.6i-L EyeSightというモデルで、早い話、最も廉価なグレードである。

 

代車に文句を言っても仕方ないが、レヴォーグとの違いが大きすぎて運転するのが苦痛だった。

バックモニターがしょぼいとかシートが電動じゃないなど、装備的な点はもちろんだが、動的な部分でやはりエンジンが非力なのと、電動ステアリングの質感が良くないところが非常に気になった。

エンジンパワーは1.6L NAエンジンなので非力なのは当然なのだが、40-50Km/h くらいまではCVTの助けもあって、意外とキビキビ走る。ただ、その上が全くダメで、バイパス道路に入って一気に加速しようとアクセルを床まで踏みつけても、エンジンがうなるばかりでスピードはゆっくりとしか上がらない。CVTも滑ってんじゃないのと思うくらい、エンジン音と加速感にギャップがある。

 

もう一つは、電動ステアリングのフィールだ。レヴォーグは、ステアリングを回した時の質感がなめらかで気持ちが良い。個人的には先代のVM4STIモデル)の質感のほうがさらに良かったと思っているのだが、誰もそのようなことは言わないので、私だけの思い込みなのかもしれない。

で、そんなレヴォーグのステアリングフィールに慣れたカラダでインプレッサを運転すると、フィールの悪さを強く感じてしまう。なんというか、ゴム紐を引っ張っているような感触というか、ぐにょっとした摩擦を感じてとても気持ちが悪い。

レヴォーグの場合はゴム紐ではなく、とてもなめらかな「ろくろ」を回しているような感触なのだ。

ステアリングフィールは、実際に回してみないと違いがわからないので説明が難しいのだが、ステアリングの形状自体はほとんど同じなのに、回した感触は全く別物なのだ。

 

これがインプレッサXVのステアリングフィールが特別悪いのか、逆にレヴォーグが特別に良くて、他メーカー含めて普通はインプレッサのようなステアリングフィールが一般的なのか、ここ数年間で運転した車がレヴォーグ(先代・現行)と代車のインプレッサXVくらいしかないので、判断がつかない。

 

とにかく、エンジンフィールとステアリングフィールが個人的に受け入れ難く、レヴォーグの修理が完了するのを心待ちにしていた。

と、そんな代車生活に入って3週間経った金曜日の夕方、ディーラーから1本の電話が入った。曰く、交換部材が入荷して、修理がたったいま完了したとのこと。「連絡が急すぎるだろ」と思わなくもないが、思っていたより修理が早く完了したことの嬉しさのほうがはるかに大きく、口から出た言葉は「今から取りに行ってもいいですか?」。

というわけで、金曜の18時過ぎという時間帯にディーラーへ駆け込んで修理内容の説明を受け、電話が入ってから2時間後にはステアリングが交換されたマイカーの引き渡しを受けることができた。

3週間も手元を離れていたので、インプレッサを返してレヴォーグの引き渡しを受けたときは、納車後9ヶ月も経っているのにも関わらずまるで新車の引き渡しを受けたかのようなトキメキを感じてしまった。

レヴォーグの燃費(第三報)

レヴォーグが納車されてからおよそ5ヶ月弱が経過した。
テストドライブを兼ねた長距離ツーリングも何度か行ったので、燃費評価をもう一度してみようと思う。
最初に結論から申し上げると、短距離市街地走行はやや物足りないが、高速道路走行を含めたロングドライブ時の燃費はスバル車としては非常に優秀、ガソリン車全般としても他社と遜色なく、パワー、トルク、駆動方式を勘案すれば非常に優秀というのが結論だ。

2021/5/4に最後の給油をしているが、この時点のステータスは次の通り

走行距離 8,175km
平均燃費 11.39km/L
(参考までに、5/9時点の「e燃費」 同車種平均は11.68km/L)

2月の第2報でお伝えした際は平均11.11km/Lだったので、0.3km/L弱向上している。
距離を走ってエンジンが馴染んできたのに加え、ロングドライブの回数が増えて、その際の良好な燃費が影響しているのではないかと思う。

例えば5/1には実に727kmを無給油で走破し、14.97km/Lという過去最高の燃費を記録した。
これはVM4レヴォーグ時代を含めて過去最高の記録でもあるし、WLTCモード燃費の13.6km/Lを大きく上回っている。
レヴォーグというか、スバル車どころかガソリン車全般を含めても、1タンクで700km越えの走行距離というのは中々すごいのではないだろうか。
しかも727km走行してもまだ燃料タンクにはなお14Lのガソリンが残っていたので、ギリギリまで頑張れば900kmも狙えそうである。

先代のVM4では、高速道路(東北道)をオートクルーズを90km/hにセットして走行し、丁寧に運転してようやく絞り出した最高燃費が13.68km/Lであった。これはほぼ100%高速道路オンリーの走行ケースであり、一般道とミックスした場合は慎重に運転しても11.5km/L-12.5km/L程度であった。

今回新型レヴォーグで14.97km/Lを出した際は、高速道路8割、一般道2割の条件であったが、高速道路はアイサイトXを使用してオートクルーズ速度100km/hを基本としつつ、時折追い越し加速などもしている。また一般道は山岳路の走行が多く含まれている。
瞬間燃費計を見ていると、高速道路走行時は概ね15km/Lから19km/Lを示しており、平坦路では16km/L-18km/Lを示している割合が多かった。また、オートクルーズを90km/hにセットした場合と100km/hにセットした場合で、大きな燃費の差はないように見えた。
VM4のときは90km/hと100km/hでは結構大きな差があったので、90km/h走行を徹底する必要があったが、新型ではそこまで気を使う必要がないようだ。

ところで、カタログに記載されている「WLTCモード燃費」は各種の走行状態をミックスした値の他、「市街地」、「郊外」、「高速道路」という3種類の走行モードの燃費も記載することになっており、新型レヴォーグ(STI Sports)は以下となっている。
WLTCモード:13.6km/L
市街地モード(WLTC-L)10.0km/L
郊外モード(WLTC-M) 14.4km/L
高速道路モード(WLTC-H)15.3km/L
(参考までに、JC08モード燃費は16.5km)

これまでの燃費記録と照らし合わせてみると、概ね各走行モードに沿った実燃費を出せているように思う。
但し、市街地に関しては現実の走行では短距離走行が多くなりがちといった悪条件が加わるため、実走行では8km/L-9km/Lに留まるという印象だ。

ということで、過去の報告と合わせて考えても新型レヴォーグ(VN5)は初代レヴォーグ(VM4)より燃費が良いのは間違いない。
残念ながら短距離の市街地走行ではあまり差が出ないが、郊外路や高速道路を中心にそこそこの距離を走る場合は、ぐんと燃費が良くなってくる。e燃費の平均値比較ではVM4との差は10%だが、ロングドライブ時には、15%-20%の差がついてくるという印象だ。

話が逸れるが、自動車評論家の試乗記などを閲覧していると「最新エンジンの割に燃費が思ったほどよくない」といった記述をよく見かける。
付記されている参考燃費も数百キロ走行している割には10km台といった記述が多く、非常に不思議に思う(どんな走り方してるんだよと)。
また「他車と比較しても悪い」といった記述も見かけるが、それも本当なのかと思う。ハイブリッド車ディーゼルエンジン車と混同しているのではないか?

そこであくまで参考程度にだが、似たようなレンジの車をいくつかピックアップして、他車との燃費比較も少ししてみる。
厳密には性能や駆動方式が同じようなクルマで比較しないと公平な比較にならないと思うが、ご存知の通りレヴォーグの立ち位置は独特であるため、同じような性能諸元のクルマを見つけるのが難しい。
よってここでは以下を条件として考えてみる。また、燃費比較として用いるのは「e燃費」の車種平均燃費とする。
(「e燃費」の平均燃費の採録は全て2021年5月9日時点のもの)

■選定基準
ステーションワゴンまたはSUV
・同じモデルで4WDがある車は4WDを選定、それだけだと種類が限られるので、FF/FRの代表的なクルマもいくつか取り上げる
ガソリンエンジン車 (ディーゼルやハイブリッドは除外)
・排気量 1.5Lから2L程度(ターボまたはNA車)

車種ごとの比較は下記をご覧いただきたいが、同じガソリンエンジン車としての比較であれば、他社と比較して「悪い」と言われるような筋合いはなく、他社の主力モデルと「遜色ない」どころか、駆動方式・パワー・トルクを勘案すれば「むしろ良い」と思うのだがいかがだろうか?

■Levorg新旧比較
スバル レヴォーグ 1800cc(VN5)CVT 4WD ターボ(2020年モデル)
・主要スペック:1.8L ガソリンターボエンジン、出力177hp、トルク30.6kg
・駆動方式:4WD(AWD)
トランスミッションCVT
WLTCモード燃費:13.6km/L
・e燃費平均:11.68km/L
・VN5比較:100%

スバル レヴォーグ 1600cc(VM4)CVT 4WD ターボ(2014年モデル)
・主要スペック:1.6L ガソリンターボエンジン、出力170hp、トルク25.5kg
・駆動方式:4WD(AWD)
トランスミッションCVT
・JC08モード燃費:16.0.km/L
・e燃費平均:10.56km/L
・VN5比較:90%

■4WD車との比較
トヨタ RAV4 2000cc(MXAA54)CVT 4WD(2019年モデル)
・主要スペック:2L NAガソリンエンジン、出力 171hp、トルク21.1kg
・駆動方式:4WD
トランスミッションCVT
WLTCモード燃費:15.2 km/L
・e燃費平均:12.43km/L
・VN5比較:106%

ホンダ CR-V 1500cc(RW2)CVT 4WD ターボ
・主要スペック:1.5Lガソリンターボ、出力190hp、トルク24.5kg
・駆動方式:4WD
トランスミッションCVT
WLTCモード燃費: 13.6km/L
・e燃費平均:8.27km/L
・VN5比較:71%

日産 エクストレイル 2000cc(NT32)CVT 4WD(2013年モデル)
・主要スペック:2L NAエンジン、出力147hp、トルク21.1kg
・駆動方式:4WD
トランスミッションCVT
WLTCモード燃費:15.6-16km/L
・e燃費平均:11.4km/L
・VN5比較:98%

ゴルフ オールトラック(2017年MC後モデル)
・主要スペック:1.8Lガソリンターボ、出力180hp、トルク28kg
・駆動方式:4WD
トランスミッション:6速DCT
・JC08モード燃費: 13.5km/L
・e燃費平均:9.65km/L
・VN5比較:83%

アウディ A4アバント 2000cc(8WCYRF)DCT 4WD ターボの車種情報(2016年)
・主要スペック:2Lガソリンターボ、出力 252hp、トルク37.7kg
・駆動方式:4WD
トランスミッション:7速DCT
・JC08モード燃費: 15.5km/L
・e燃費平均:11.8km/L
・VN5比較:101%

ボルボ V60 クロスカントリー T5 AWD / Pro 2000cc(ZB420)AT 4WD ターボ(2019年)
・主要スペック:2Lガソリンターボ、出力 252hp、トルク37.7kg
・駆動方式:4WD
トランスミッション:7速DCT
・JC08モード燃費: 15.5km/L
・e燃費平均:9.17km/L
・VN5比較:79%


■2WD車との比較(FFまたはFR)
トヨタ カローラツーリング 1800cc(2019年)
・主要スペック:1.8L NAエンジン、出力254hp、トルク35.7kg
・駆動方式:4WD
トランスミッションCVT
・JC08モード燃費:11.6km/L
・e燃費平均:12.77km/L
・VN5比較:109%

フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント TSIハイライン(2017年MC後モデル)
・主要スペック:1.4Lガソリンターボ、出力140hp、トルク25kg
・駆動方式:FF
トランスミッション:7速DCT
・JC08モード燃費: 17.3km/L
・e燃費平均:13.37km/L
・VN5比較:115%

BMW 3シリーズ (ステーションワゴン) 2000cc(6K20)AT FR ターボ(2019年)
・主要スペック:2Lガソリンターボ、出力 156hp、トルク25.5kg
・駆動方式:FR
トランスミッション:8速AT
WLTCモード燃費:13.3 km/L
・e燃費平均:9.17km/L
・VN5比較:79%

以上
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