levo_lifeの日記

レヴォーグとドライブについて語るブログ

ステアリングセンサー異常と代車生活

VN5レヴォーグA型の流行病の1つであるステアリングタッチセンサー異常が8月末に発生し、部品到着までの3週間ほど、代車生活を送っていた。代車は最初、レンタカーのレヴォーグGT(VN5)が充てがわれたが、なんと借りて1週間で同じステアリング異常が発生しドナドナとなってしまった。もう他にレヴォーグの代車はないということで、インプレッサスポーツが代車の代車としてやってきた(なんとディーラーの手配でレンタカー屋さんが自宅まで届けにきてくれた)。代車のインプレッサ1.6i-L EyeSightというモデルで、早い話、最も廉価なグレードである。

 

代車に文句を言っても仕方ないが、レヴォーグとの違いが大きすぎて運転するのが苦痛だった。

バックモニターがしょぼいとかシートが電動じゃないなど、装備的な点はもちろんだが、動的な部分でやはりエンジンが非力なのと、電動ステアリングの質感が良くないところが非常に気になった。

エンジンパワーは1.6L NAエンジンなので非力なのは当然なのだが、40-50Km/h くらいまではCVTの助けもあって、意外とキビキビ走る。ただ、その上が全くダメで、バイパス道路に入って一気に加速しようとアクセルを床まで踏みつけても、エンジンがうなるばかりでスピードはゆっくりとしか上がらない。CVTも滑ってんじゃないのと思うくらい、エンジン音と加速感にギャップがある。

 

もう一つは、電動ステアリングのフィールだ。レヴォーグは、ステアリングを回した時の質感がなめらかで気持ちが良い。個人的には先代のVM4STIモデル)の質感のほうがさらに良かったと思っているのだが、誰もそのようなことは言わないので、私だけの思い込みなのかもしれない。

で、そんなレヴォーグのステアリングフィールに慣れたカラダでインプレッサを運転すると、フィールの悪さを強く感じてしまう。なんというか、ゴム紐を引っ張っているような感触というか、ぐにょっとした摩擦を感じてとても気持ちが悪い。

レヴォーグの場合はゴム紐ではなく、とてもなめらかな「ろくろ」を回しているような感触なのだ。

ステアリングフィールは、実際に回してみないと違いがわからないので説明が難しいのだが、ステアリングの形状自体はほとんど同じなのに、回した感触は全く別物なのだ。

 

これがインプレッサXVのステアリングフィールが特別悪いのか、逆にレヴォーグが特別に良くて、他メーカー含めて普通はインプレッサのようなステアリングフィールが一般的なのか、ここ数年間で運転した車がレヴォーグ(先代・現行)と代車のインプレッサXVくらいしかないので、判断がつかない。

 

とにかく、エンジンフィールとステアリングフィールが個人的に受け入れ難く、レヴォーグの修理が完了するのを心待ちにしていた。

と、そんな代車生活に入って3週間経った金曜日の夕方、ディーラーから1本の電話が入った。曰く、交換部材が入荷して、修理がたったいま完了したとのこと。「連絡が急すぎるだろ」と思わなくもないが、思っていたより修理が早く完了したことの嬉しさのほうがはるかに大きく、口から出た言葉は「今から取りに行ってもいいですか?」。

というわけで、金曜の18時過ぎという時間帯にディーラーへ駆け込んで修理内容の説明を受け、電話が入ってから2時間後にはステアリングが交換されたマイカーの引き渡しを受けることができた。

3週間も手元を離れていたので、インプレッサを返してレヴォーグの引き渡しを受けたときは、納車後9ヶ月も経っているのにも関わらずまるで新車の引き渡しを受けたかのようなトキメキを感じてしまった。

レヴォーグの燃費(第三報)

レヴォーグが納車されてからおよそ5ヶ月弱が経過した。
テストドライブを兼ねた長距離ツーリングも何度か行ったので、燃費評価をもう一度してみようと思う。
最初に結論から申し上げると、短距離市街地走行はやや物足りないが、高速道路走行を含めたロングドライブ時の燃費はスバル車としては非常に優秀、ガソリン車全般としても他社と遜色なく、パワー、トルク、駆動方式を勘案すれば非常に優秀というのが結論だ。

2021/5/4に最後の給油をしているが、この時点のステータスは次の通り

走行距離 8,175km
平均燃費 11.39km/L
(参考までに、5/9時点の「e燃費」 同車種平均は11.68km/L)

2月の第2報でお伝えした際は平均11.11km/Lだったので、0.3km/L弱向上している。
距離を走ってエンジンが馴染んできたのに加え、ロングドライブの回数が増えて、その際の良好な燃費が影響しているのではないかと思う。

例えば5/1には実に727kmを無給油で走破し、14.97km/Lという過去最高の燃費を記録した。
これはVM4レヴォーグ時代を含めて過去最高の記録でもあるし、WLTCモード燃費の13.6km/Lを大きく上回っている。
レヴォーグというか、スバル車どころかガソリン車全般を含めても、1タンクで700km越えの走行距離というのは中々すごいのではないだろうか。
しかも727km走行してもまだ燃料タンクにはなお14Lのガソリンが残っていたので、ギリギリまで頑張れば900kmも狙えそうである。

先代のVM4では、高速道路(東北道)をオートクルーズを90km/hにセットして走行し、丁寧に運転してようやく絞り出した最高燃費が13.68km/Lであった。これはほぼ100%高速道路オンリーの走行ケースであり、一般道とミックスした場合は慎重に運転しても11.5km/L-12.5km/L程度であった。

今回新型レヴォーグで14.97km/Lを出した際は、高速道路8割、一般道2割の条件であったが、高速道路はアイサイトXを使用してオートクルーズ速度100km/hを基本としつつ、時折追い越し加速などもしている。また一般道は山岳路の走行が多く含まれている。
瞬間燃費計を見ていると、高速道路走行時は概ね15km/Lから19km/Lを示しており、平坦路では16km/L-18km/Lを示している割合が多かった。また、オートクルーズを90km/hにセットした場合と100km/hにセットした場合で、大きな燃費の差はないように見えた。
VM4のときは90km/hと100km/hでは結構大きな差があったので、90km/h走行を徹底する必要があったが、新型ではそこまで気を使う必要がないようだ。

ところで、カタログに記載されている「WLTCモード燃費」は各種の走行状態をミックスした値の他、「市街地」、「郊外」、「高速道路」という3種類の走行モードの燃費も記載することになっており、新型レヴォーグ(STI Sports)は以下となっている。
WLTCモード:13.6km/L
市街地モード(WLTC-L)10.0km/L
郊外モード(WLTC-M) 14.4km/L
高速道路モード(WLTC-H)15.3km/L
(参考までに、JC08モード燃費は16.5km)

これまでの燃費記録と照らし合わせてみると、概ね各走行モードに沿った実燃費を出せているように思う。
但し、市街地に関しては現実の走行では短距離走行が多くなりがちといった悪条件が加わるため、実走行では8km/L-9km/Lに留まるという印象だ。

ということで、過去の報告と合わせて考えても新型レヴォーグ(VN5)は初代レヴォーグ(VM4)より燃費が良いのは間違いない。
残念ながら短距離の市街地走行ではあまり差が出ないが、郊外路や高速道路を中心にそこそこの距離を走る場合は、ぐんと燃費が良くなってくる。e燃費の平均値比較ではVM4との差は10%だが、ロングドライブ時には、15%-20%の差がついてくるという印象だ。

話が逸れるが、自動車評論家の試乗記などを閲覧していると「最新エンジンの割に燃費が思ったほどよくない」といった記述をよく見かける。
付記されている参考燃費も数百キロ走行している割には10km台といった記述が多く、非常に不思議に思う(どんな走り方してるんだよと)。
また「他車と比較しても悪い」といった記述も見かけるが、それも本当なのかと思う。ハイブリッド車ディーゼルエンジン車と混同しているのではないか?

そこであくまで参考程度にだが、似たようなレンジの車をいくつかピックアップして、他車との燃費比較も少ししてみる。
厳密には性能や駆動方式が同じようなクルマで比較しないと公平な比較にならないと思うが、ご存知の通りレヴォーグの立ち位置は独特であるため、同じような性能諸元のクルマを見つけるのが難しい。
よってここでは以下を条件として考えてみる。また、燃費比較として用いるのは「e燃費」の車種平均燃費とする。
(「e燃費」の平均燃費の採録は全て2021年5月9日時点のもの)

■選定基準
ステーションワゴンまたはSUV
・同じモデルで4WDがある車は4WDを選定、それだけだと種類が限られるので、FF/FRの代表的なクルマもいくつか取り上げる
ガソリンエンジン車 (ディーゼルやハイブリッドは除外)
・排気量 1.5Lから2L程度(ターボまたはNA車)

車種ごとの比較は下記をご覧いただきたいが、同じガソリンエンジン車としての比較であれば、他社と比較して「悪い」と言われるような筋合いはなく、他社の主力モデルと「遜色ない」どころか、駆動方式・パワー・トルクを勘案すれば「むしろ良い」と思うのだがいかがだろうか?

■Levorg新旧比較
スバル レヴォーグ 1800cc(VN5)CVT 4WD ターボ(2020年モデル)
・主要スペック:1.8L ガソリンターボエンジン、出力177hp、トルク30.6kg
・駆動方式:4WD(AWD)
トランスミッションCVT
WLTCモード燃費:13.6km/L
・e燃費平均:11.68km/L
・VN5比較:100%

スバル レヴォーグ 1600cc(VM4)CVT 4WD ターボ(2014年モデル)
・主要スペック:1.6L ガソリンターボエンジン、出力170hp、トルク25.5kg
・駆動方式:4WD(AWD)
トランスミッションCVT
・JC08モード燃費:16.0.km/L
・e燃費平均:10.56km/L
・VN5比較:90%

■4WD車との比較
トヨタ RAV4 2000cc(MXAA54)CVT 4WD(2019年モデル)
・主要スペック:2L NAガソリンエンジン、出力 171hp、トルク21.1kg
・駆動方式:4WD
トランスミッションCVT
WLTCモード燃費:15.2 km/L
・e燃費平均:12.43km/L
・VN5比較:106%

ホンダ CR-V 1500cc(RW2)CVT 4WD ターボ
・主要スペック:1.5Lガソリンターボ、出力190hp、トルク24.5kg
・駆動方式:4WD
トランスミッションCVT
WLTCモード燃費: 13.6km/L
・e燃費平均:8.27km/L
・VN5比較:71%

日産 エクストレイル 2000cc(NT32)CVT 4WD(2013年モデル)
・主要スペック:2L NAエンジン、出力147hp、トルク21.1kg
・駆動方式:4WD
トランスミッションCVT
WLTCモード燃費:15.6-16km/L
・e燃費平均:11.4km/L
・VN5比較:98%

ゴルフ オールトラック(2017年MC後モデル)
・主要スペック:1.8Lガソリンターボ、出力180hp、トルク28kg
・駆動方式:4WD
トランスミッション:6速DCT
・JC08モード燃費: 13.5km/L
・e燃費平均:9.65km/L
・VN5比較:83%

アウディ A4アバント 2000cc(8WCYRF)DCT 4WD ターボの車種情報(2016年)
・主要スペック:2Lガソリンターボ、出力 252hp、トルク37.7kg
・駆動方式:4WD
トランスミッション:7速DCT
・JC08モード燃費: 15.5km/L
・e燃費平均:11.8km/L
・VN5比較:101%

ボルボ V60 クロスカントリー T5 AWD / Pro 2000cc(ZB420)AT 4WD ターボ(2019年)
・主要スペック:2Lガソリンターボ、出力 252hp、トルク37.7kg
・駆動方式:4WD
トランスミッション:7速DCT
・JC08モード燃費: 15.5km/L
・e燃費平均:9.17km/L
・VN5比較:79%


■2WD車との比較(FFまたはFR)
トヨタ カローラツーリング 1800cc(2019年)
・主要スペック:1.8L NAエンジン、出力254hp、トルク35.7kg
・駆動方式:4WD
トランスミッションCVT
・JC08モード燃費:11.6km/L
・e燃費平均:12.77km/L
・VN5比較:109%

フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント TSIハイライン(2017年MC後モデル)
・主要スペック:1.4Lガソリンターボ、出力140hp、トルク25kg
・駆動方式:FF
トランスミッション:7速DCT
・JC08モード燃費: 17.3km/L
・e燃費平均:13.37km/L
・VN5比較:115%

BMW 3シリーズ (ステーションワゴン) 2000cc(6K20)AT FR ターボ(2019年)
・主要スペック:2Lガソリンターボ、出力 156hp、トルク25.5kg
・駆動方式:FR
トランスミッション:8速AT
WLTCモード燃費:13.3 km/L
・e燃費平均:9.17km/L
・VN5比較:79%

以上
関連情報URL : https://e-nenpi.com

新型レヴォーグのAWDが面白い

新型Levorg STI(VN5)には「ドライブモードセレクト」が装備されており、Comfort、Normal、Sport、Sport+の4種類のプリセットおよびユーザーが任意のパラメータをセットできるインディビジュアル(Indivisual)の5パターンから走行モードを選ぶことができます。

エンジンスタート時のデフォルトは「Normal」となっていますが、ステアリングの専用ボタンを押すか、センターインフォメーションディスプレイから任意のモードを呼び出すことができます。設定される項目は以下の6項目となっていて、プリセットの場合はあらかじめ各モードで決められた設定値が選択されており、個別変更はできないです。Indivisualにすると、全てのパラメータを自分で任意にセットできます。

<ドライブモードセレクトで設定でされる項目>

  • パワーユニット:エンジンの出力特性(I/S/S#)
  • ステアリング:ステアリングを回す時の重さ(Comfort/Normal/Sport)
  • サスペンション:サスペンションの硬さ(Comfort/Normal/Sport)
  • AWDAWD(4WD)制御の変更(Normal/Sport)
  • EyeSight:クルーズコントロール利用時の前車追従の具合      (Eco/Comfort/Standard/Dynamic)
  • エアコン:エアコンの特性変更(Mild/Normal)

それぞれの解説はどこか別でするとして、今回はAWD設定について話します。

AWDにはNormalとSportの2種類に分かれていますが、プリセットではSport+の場合のみSportにセットされます。私はSport+はあまり使わないため、Indivisualで自分の好みを登録しており、その中でAWDをSportにしています。

AWDをSportにセットすると>
AWDをSportに設定すると、後輪側に駆動配分されるのが明確に感じられます。ワインディングを走っていてコーナーを抜けて再加速するとき、強めにアクセルを踏むとお尻あたりから押し出される感覚があるんですよね。

また、コーナー進入の手前等でブレーキングしつつシフトダウンを行ったときにも違いがあります。AWDがNormalの場合はエンジンブレーキが前輪側にかかっている感覚があり、フロントの沈み込みも大きいのですが、AWDをSportにしてシフトダウンすると、後ろ側から引っ張られるように減速し、フロントの沈み込みもNormalより少なく感じます。

このクルマのAWDはスバルの標準的なAT車用のAWD機構であるACT-4であり、基本駆動配分(Front/Rear)が60:40で運転状況に合わせて100:0から50:50まで制御されるとされています。AWDがNormalの場合は、制御はごく自然で、あまりリア側で駆動しているという感覚はありません(従来のACT-4と同じ感覚)。

ところがAWDをSportにセットすると、後輪への駆動配分をしっかり感じられるようになります。シフトダウン時にも後輪側への駆動が残されており、エンジンブレーキによる後輪側での制動感も感じることができます。

この駆動感、制動感は前車のレヴォーグVM4では一切感じたことのない感覚ですので、新型LevorgでのAWD制御がの変更がドライブフィールに大きく影響しているのだと思います。

これによって、FF的な乗り味からFR的な乗り味までの変化を楽しめるという、非常に稀有な特性を実現しています。(実際にはAWDですのでFFになったりFRになるわけではありません。走行フィーリングについてです。)

評論家さんの試乗記等でもこのAWDの設定値(Normal/Sport)による差異に触れている記事は非常に少ないですが、実際のところAWDの設定は走行感覚に大きな変化を与える非常に興味深い設定項目です。新型Levorg STIスポーツはZFの可変ダンパーが大きな注目を集めており私もそれに興味を引かれた一人ですが、このクルマで走行フィーリングにもっとも大きな影響を与えるのは、実はこのAWDのNormal/Sportの設定ではないかと思います。

残念ながら、そこそこスピードが乗っている状態でないとそこまではっきりとは感じられないので、ディーラー試乗レベルだとわからないかもしれませんが、もし試乗で試される場合は、ドライブモードをSport+にして、少し速度をあげたところからパドルシフトで2段階くらいシフトダウンをすると、エンジンブレーキによる制動が後輪側にもかかっている感覚が感じられるかと思います。

 

新型レヴォーグの燃費(第二報)

前回、新型レヴォーグの燃費の1stインプレッションを書いた。その後も走行を重ねて3400kmほどの走行距離となったので、前車VM4レヴォーグとの燃費比較をしてみようと思う。

結論から書くと、納車後約2.5ヶ月目の状況としては
・前車VM4レヴォーグD型STI 10.09km/l(納車後3400km走行時の平均)
・今車VN5レヴォーグA型STI 11.11km/l (納車後3700km走行時の平均)
となっており、新型になって10%燃費が向上している。

 

なお、VM4の納車は2017年12月、VN5の納車は2020年12月なので、計測時の季節は全く同じ(夏・冬で燃費も変わってくるので)。
走り方はおそらく若干違っていて、VM4のほうが燃費に気を遣って大人しく走っていたと思う。あとは、前車VM4のときは買ってからしばらくの間、うちの奥さんは運転していなかったので上記のVM4の平均燃費には奥さんの走行分は含んでいない。一方、VN5では最初から奥さんも通勤・買い物で1回 2-3kmという超短距離運転に使っているので、その分の燃費悪化が含まれた数値となっている。

 

ちなみにe燃費ユーザーの同車種平均で見ると、2021/2/15時点の平均燃費は以下のとおり。
・VM4レヴォーグユーザー平均:10.27km/l
・VN5レヴォーグユーザー平均:11.18km/l

およそ9%ほどVN5のほうが良い値となっており、自車の傾向とも一致する。但しVM4のほうがより多いユーザー数に基づく平均値で数値も比較的安定していると予想されるのに対し、VN5はまだe燃費利用者も少なく、まだしばらくはチェックするタイミングによってのブレ幅は大きくなるだろうと思う。

 

繰り返しとなるが我が家の使い方の場合、新型レヴォーグのほうが10%燃費が良い、というのが今の所の結果だ。これを良いと見るか、悪いと見るか。数値だけでみると、そんな程度かとも思うが、1回で20km以上走るような場合には、もっと差があるように思う。
2kmとか5kmとか、エンジンが温まりきらない短距離走行の場合は、以前と変わらず燃費が悪くて、それが足を引っ張っているのではないか。

ドライバーモニタリングシステムでユーザー認識をオンにすると、燃費計には識別したユーザーの数値が表示されるのだが、実はその表示では12.2km/lとなっているのだ。じゃあなんで車両としての平均燃費が11.11km/lなのか。
それは、前述の通りうちの奥さんの運転パターンが毎日の通勤やら買い物で1回2-3kmという短距離走行のため、その分の燃費悪化がかなり足を引っ張っているためと思う。実際、奥さんが運転する際の燃費計表示は7-8kmとなっているらしい。

奥さんが運転席に座らない限り(ドライバーモニタリングで識別するため)その表示は出ず、私と一緒のときは奥さんはなぜか絶対に運転しないので、私自身はまだ目撃したことがないのだが。。。奥さん曰く「クルマ新しくなっても相変わらずくっそ燃費悪い」とのこと(苦笑)。

 

このあと5000km、10000kmと走った場合にどう変化していくか、もしくは1000km単位のロングドライブ(というか旅行)の際の燃費がどうなるか、また報告したいと思う。旅行はコロナが収まらないとできないので、いつになるやら、ですが。

レヴォーグの燃費(第一報)

自分は燃費の記録に「e燃費」を使っている。SH5フォレスターの頃から使っているので、10年以上は使っていることになる。フォレスターから初代VM4レヴォーグに乗り換えるにあたって、期待していたことの一つは燃費の向上だった。


フォレスターは5速マニュアルだったこともあり、100km/hで2500rpmほどもエンジンが回ってしまい高速燃費が伸びなかった。VM4レヴォーグはCVTで100km/hで1800回転程度に抑えられるため、高速道路を使ったロングツーリングでの燃費の伸びを期待していた。

しかし結果は世評の通り、VM4は燃費が悪かった。低速トルクがあまりにも小さいため、ちょっと踏み込むとすぐにエンジン回転を上げるような制御が入っており、ドライバビリティも良くない。高速道路では90km/hで走っていると15-16km/h程度を記録するが、100km/hまであげると12km/h程度まで一気に下がってしまい、それ以上の速度では一桁も見えてくるという始末。もちろんちょいのり街乗りでの燃費も悪く、下手をすると7km/を下回ることもあった。
3年で4万キロ走ったが、Overallでの平均燃費は9.79km/hであった(e燃費の記録より)。

 

前置きが長くなってしまったが、今度の新型レヴォーグ、VN5はどうだろう。評論家や一般の方のレビューでは、燃費が悪いということが書かれ始めている。まあ、トヨタやホンダのクルマと比べればもちろん悪いに決まってる。もう10年もスバルに乗っているので、とりあえずの比較対象はこれまでのスバル車と比較してどうかとなってくる。そして直接の比較対象はもちろん、前車VM4レヴォーグと比べてだ。

 

納車以来1ヶ月半でやく2500kmほど走った。その感触からすると、街乗りちょいのりはVM4とあんまり変わらないかちょっといいくらいの印象。半日走り続けるようなロングドライブでは、VM4より明らかに良いと感じる。
先日、どうしてもロングドライブの燃費計測がしたくて、高速道路、山道ありの一人ドライブを敢行(観光地へは寄らず、ただ走るだけ)して500kmほど試走してみた。まだ給油していないのでe燃費には表示されていないのだが、Tripメーターをリセットしての燃費計表示では、なんと13.7km/hを記録。

500km走ったのに燃料計はまだ4割以上残っている表示。これは私にとっては驚くべき数字。前車VM4レヴォーグでも、これに近い数字を出したことはあったが、高速は90km以下を遵守するなど、燃費スペシャルの運転をしてようやく出せる数字。
しかし、今回のドライブでは高速では100km/hを標準として主にアイサイトXを使用して走行、山道は結構な登りもあるような道路を走った結果で13.7km/h。

 

トヨタ ハイブリッド車などと比べたら全然お話にならない数字ですが、スバル車、しかもVM4の劣悪燃費経験者からしたら優秀。VM4のときにこれくらい出て欲しいと思っていたのが、ようやく新型で叶ったという印象。
まだまだこれで結論を出すには早いけど、少なくとも初代VM4レヴォーグ(1.6リーッタモデル)よりは燃費良さそう、というのが今の所感。

もう少し燃費計測を重ねたら、VM4の燃費記録との比較をしてみようと思う。

Levorg Lifeはじめました

Levorg VN5

こんにちは。Levo_Lifeです。スバルのLevorg(レヴォーグ)というクルマに乗っています。2017年12月に初代Levorg(VM4 D型STI)を購入し約4万キロを走りました。2020年12月に新型Levorg(VN5 A型STI-EX)に乗り換えました。

このブログではLevorgのこと、ドライブのことなどを中心に書いていこうと思います。